§ 予防接種を途中でやめる問題

例えば、

予防接種を3回受ける予定があった。

1回受けて子どもの具合が悪くなった。

2回目と3回目をやめたいと思ったとする。

 

質問) 途中で止めていいのですか?

 

よく有る質問です。

答えは簡単。

 

解答) 当たり前です。

 

 

仕組みを知らないと起こる疑問だと思います。

→ 予防接種の目的は免疫反応の惹起です。

→ 3回接種の理由は、1回では免疫反応が不十分だからです。

→ 故に、1回でやめるとどうなるのか?

→ ちゃんと免疫が付かないだけです。

 

 

ついでに、なぜBCGは1回のみなのでしょうか?

それは、

生ワクチンだからです。

生ワクチンとはなんでしょうか?

元気溌剌な結核菌を打ち込みます。

元気溌剌な菌に免疫は素直に反応します。

その結果、1回で免疫が付くという論理です。

元気溌剌だから予防接種が原因で結核になる事があるのは当然です。

 

3回打つのは何でしょうか?

不活化ワクチンが多いです。

不活化とは何でしょうか?

病原体の一部や死骸を使います。

その結果、1回では免疫細胞が反応しません。

反応とは、真面目に抗体を作る気が起こらないことです。

 

*適切かどうかは何ですが、例えてみますと、

生ワクチン=元気溌剌なゴキブリ

弱毒ワクチン=ヨレヨレ歩くゴキブリ

不活化ワクチン=ゴキブリの足1本

 

皆さんは、どのゴキブリにも同じ対処をしますか? 免疫細胞も同じ気分だと思えば分かりやすいかも。

 

ゴキブリの足を見たら、ゴキブリがいるのかもしれないし、飼っている猫が外でばらして一部を持ち帰ったのかもしれない。まあ、いっか。って感じ。

 

元気溌剌なゴキブリが数匹サササッっと足元を高速横断したら、一網打尽にしてやる!みたいな感じ。免疫細胞もそんな感じ。

 

OK?